2025年11月16日 06_SNS作成・運用16_LINE広告22_起業と創業23_代表ブログ

広告の効果検証方法を学ぶ パラメーター有 スタッフ向け

┌──────────────────────┐
│ ① 目的設定 │
│(何を改善したい?) │
│ 例)CTRを上げたい │
└─────────┬────────┘


┌──────────────────────┐
│ ② 評価指標(KPI)定義 │
│ 例)CTR / CVR / CPA │
└─────────┬────────┘


┌──────────────────────┐
│ ③ パラメータ設計 │
│ 変数・範囲・刻み幅を定義│
│例)温度 0.2 / 0.5 / 1.0 │
└─────────┬────────┘


┌──────────────────────┐
│ ④ 実験設計(方式選択)│
│ A/B・多変量・DoEなど │
└─────────┬────────┘


┌──────────────────────┐
│ ⑤ 実行(データ収集)│
└─────────┬────────┘


┌──────────────────────┐
│ ⑥ 分析(結果比較) │
│ 例)t検定・傾向分析 │
└─────────┬────────┘


┌──────────────────────┐
│ ⑦ 最適値決定 │
│ →改善 →次の実験設定 │
└─────────┬────────┘


▽ ▽ ▽ ループ ▽ ▽ ▽
「継続して改善」

🎯 パラメータの良い決め方(チェックリスト)

項目 良い例 NG例
🎯 目的に紐づいている 「CTRを改善するための変数」 「なんとなく変えてみた」
📏 範囲に意味がある 「0.2〜1.0」など仮説に基づく 「適当に10段階」
🧪 比較できる数 2〜5種類が理想 一度に10以上試す
📂 変数を1つずつ 例:まず温度だけ 変数を3つ一気に変更
🔁 再現性がある 設定・条件を記録 記録せず再試験不可

 

🧪 小さく始めるテンプレ

① 目的 →「○○を改善」
② KPI →(数値で測れる指標)
③ パラメータ候補 →3つ
④ 実験方式 → A/B or 多変量
⑤ データ ⇒ 必ず記録
⑥ 結果分析 → グラフ化
⑦ 最適化 → 反映して次ステップ

画像A3個・動画1個・画像B2個のパラメータ設計と検証フロー

素材構成が 「画像種類Aが3個・動画が1個・画像種類Bが2個」の場合の、 パラメータのつけ方(設計)と検証フローをまとめています。

ポイント:
① 最初は「全部混ぜて」媒体のAIに選ばせる
② 種類ごとに勝ちクリエイティブを抽出
③ 役割(認知・比較・刈り取り)に分けて配分する


1. 素材構成の整理

種類 点数 想定役割
📷 画像A 3本(A1 / A2 / A3) メイン訴求(USP・価値・比較訴求など)
🎥 動画 1本(V1) 認知・ストーリー・体験訴求
📷 画像B 2本(B1 / B2) 価格・限定・キャンペーンなど刈り取り寄り

2. 基本戦略

この構成では、次のような流れでパラメータを設計します。

  • Phase1:探索フェーズ … 全素材を1つの広告セットに「混ぜる」
  • Phase2:精緻化フェーズ … 種類ごとに「勝ち素材」を選んで深堀り
  • Phase3:刈り取りフェーズ … 役割に応じて配分(認知→動画、刈り取り→画像B)
Phase1:広く探索(AIに選ばせる)
   ↓
Phase2:勝者を種類別に深掘り
   ↓
Phase3:役割別に配分して刈り取りに集中

3. Phase1:探索フェーズ(全素材でテスト)

3-1. 広告セット構成(図)

┌────────────────────────────┐
│     広告セットA(全素材をまとめて投入)       │
│                                              │
│  画像A: A1 / A2 / A3                       │
│  動画 : V1                                  │
│  画像B: B1 / B2                             │
│                                              │
│  ・最適化目標:クリック or コンバージョン     │
│  ・入札:自動入札                            │
│  ・配信:自動配置(可能ならAdvantage+など)  │
└───────────────┬─────────────┘
                                │
                                ▼
                媒体AIが各素材のパフォーマンスを学習

3-2. 推奨パラメータ(Phase1)

項目 推奨設定
配信方式 自動配置(例:MetaのAdvantage+ など)
予算 テスト用にやや少なめ(5〜7日回せる程度)
最適化目標 コンバージョン優先。CVが少ない場合はCTR→CVRの順で見る
変更ルール 学習期間中は極力いじらない

3-3. 媒体側の判断イメージ

媒体 重視する指標 傾向
Meta(FB/IG) CTR・CVR・動画再生率など 静止画はクリック率、動画は滞在・再生で評価
Google / YouTube 視聴維持率・CTR・CVなど 動画で認知、画像(ディスプレイ/リマーケ)が刈り取り寄り
X広告 CTR・エンゲージメント 静止画+強いテキストが効きやすい傾向

4. Phase1結果の分析フォーマット

4-1. 素材別スコアシート例

最低でも、以下のように「素材単位」で数値を比較します。

素材 CTR CPC CVR ROAS(費用対効果) 評価
A1(画像A) 2.4% ¥82 1.6% ×
A2(画像A) 3.1% ¥67 2.1%
A3(画像A) 1.8% ¥95 0.8% ×
V1(動画) 2.6% ¥89 1.9%
B1(画像B) 2.9% ¥62 1.2%
B2(画像B) 3.4% ¥58 2.5% ★勝者

この例だと、 トップ素材:B2、 次点で A2 / V1 が良い素材という判断になります。


5. Phase2:勝ち素材でのパラメータ再設計

5-1. 広告セット再構成(図)

┌───────────────────────────┐
│       広告セットB(勝ち素材だけで構成)        │
│                                               │
│  画像A: A2(勝ちパターン)                   │
│  動画 : V1(冒頭・字幕・CTAのみ編集パターン)│
│  画像B: B2(色違い/文言違いを複数用意)     │
│                                               │
│  ・最適化目標:CV(コンバージョン)           │
│  ・予算:Phase1より増額                       │
└──────────────┬────────────────┘
               ▼
        勝ち素材の中でさらにどれが強いか検証

5-2. 素材ごとの改変方向

素材 改変の方向性
A2(画像A) CTA文言変更 / ヘッドライン差し替え / サブコピー追加
B2(画像B) ボタン色違い / 価格の強調度合い変更 / 「限定」「締切」など強さ違い
V1(動画) 冒頭1秒のカット差し替え / テロップの見せ方 / 終盤CTAの変更

重要:
1回のテストでは「変える要素はできるだけ1つ」に絞ると、
「何が効いたのか」がはっきりわかります。


6. Phase3:刈り取りフェーズ(役割別の配分)

6-1. 役割ごとの配分イメージ

最終的には、素材に次のような「役割」を持たせて配分します。

役割 主な素材 配分イメージ 目的
認知 V1(動画) 予算の20〜40% 世界観・ブランド・ストーリーを伝える
比較・検討 画像A(A2など) 予算の20〜30% USP・機能・ベネフィットを理解してもらう
刈り取り 画像B(B2系) 予算の40〜60% 価格・キャンペーン・緊急性でCVを取りに行く

一般的には、刈り取り局面では「画像B」のような強い訴求素材がCPA・ROASで勝ちやすいので、 テスト結果を見ながら、徐々に刈り取り側の比率を上げていきます。


7. 実務で使えるチェックリスト

  • ✅ Phase1:全素材を1つの広告セットにまとめて入れる
  • ✅ 媒体AIに任せて、CTR・CVR・CPA・ROASで「素材別」に評価
  • ✅ 画像A・画像B・動画それぞれの中で「勝ち素材」を1〜2個選ぶ
  • ✅ Phase2:勝ち素材だけで新しい広告セットを作り、派生パターンをテスト
  • ✅ Phase3:役割別(認知・比較・刈り取り)に予算の比率を決める
  • ✅ 「よく効いた1〜2素材」に最終的に予算を集中させる

8. まとめ

画像種類A 3個・動画1個・画像種類B 2個の場合のポイントは、 「種類内比較 → 種類間比較 → 役割分離」です。

① 全素材をまとめてテスト(探索)
② 数字で「勝ち素材」を選定
③ 勝ち素材だけを派生させて再テスト
④ 最終的に 1〜2素材へ予算集中
   + 役割別に配分(認知:動画 / 刈り取り:画像B)

この流れでパラメータを設計すると、
「何となく変える広告運用」から 「実験と検証に基づいた広告運用」に変えていくことができます。